2022年11月から新たに『Neural Network 力場データベース』のサービス提供を開始いたしました。 当該サービスでは Neural Network 力場ファイル、教師データ、テストデータ、Quantum ESPRESSO の入力ファイルのテンプレートを無償で公開しております。
サイト公開時には多くの NanoLabo、NeuralMD ユーザーからのご要望にお応えをして、リチウムイオン伝導体と有機分子系のデータを公開いたしました。
Neural Network力場データベース
力場データベースはこちらからご覧いただけます。
https://www.nanolabo.advancesoft.jp/forcefield/
力場の作成には Advance/NeuralMD に実装されている力場自動生成機能の「自己学習ハイブリッドモンテカルロ法」を活用しております。
今後もイオン液体、触媒、ゼオライト、原子力(核燃料・セシウム)、接着剤と基盤との界面などに関する力場の公開を予定しております。これにより、従来の力場が存在しない系に対して分子動力学計算が可能となり、種々の物性値をシミュレーションで評価することが可能です。
使用方法
Neural Network力場データベースの使用方法はこちらをご確認ください。
https://www.nanolabo.advancesoft.jp/forcefield/howto
データベースの力場を使用した解析は、弊社製品の Advance/NanoLabo をご使用いただきますとモデリングから計算実行、可視化まで GUI で操作していただけます。データベースから力場をダウンロードされたら、すぐに分子動力学計算が可能です。また、Advance/NeuralMD を導入いただければ、公開している教師データを基に NN 力場をカスタマイズすることも可能です。
Neural Network 力場のインターフェースを搭載した LAMMPS は GitHub で公開しております。コンパイル作業を実施いただければ、弊社製品を導入いただかなくとも NN 力場を使用した解析が可能です。