世界初、AI による材料モデリング機能を実装:Advance/NanoLabo&NeuralMD 追加資料(PDF:898kB)
ダウンロードする
世界初の AI による材料モデリング機能 “Autopilot” を Advance/NanoLabo に搭載しました。
ユーザーが作りたい原子構造モデルを言葉で入力するだけで、自動的にモデルが生成されます。
例えば、以下のような命令文で該当モデルが生成されます。
- 命令文「NMC 電極の 110 表面と、1mol/L の LiBF4 の EC:DMC(7:3)溶液の固液界面」
⇒ 層状 LiCoO2 のスーパーセルを作り、Co を Mn と Ni に置換して(110)スラブを作った後、EC, DMC, Li+, BF4- を指定された割合でパッキング。
※ AI が NMC 電極の意味を理解した上でモデリングします。 - 命令文「Fe/Ni/Cr/Mn=7/1/1/1 の合金」
⇒ Fe のスーパーセルを作成した後、Fe を Ni に 10.0% 置換、Fe を Cr に 11.1% 置換、Fe を Mn に 12.5% 置換する。
※ AI が元素置換率を自動計算してくれます。 - 命令文「ZrO2/Rh(111)+ 2 x NO@hollow」
⇒ ZrO2 と Rh(111)の界面モデルを作成して、その上に一酸化窒素分子をホローサイトに 2 つ吸着させる。
※ AI は化学式を使った曖昧な表現も理解します。
音声による命令文の入力にも対応しています。
また、AI による自動モデリング遂行中にユーザーが細部を適宜設定できる “セミオートモード” も利用可能です。
Autopilot の機能は、Advance/NanoLabo の次バージョンよりお使いになれます。
Advance/NanoLabo のライセンス料金以外の追加費用は発生しません。
AI については、GPT3.5-turbo をベースに実装しています。