アドバンスシミュレーション Vol.13, 松原 聖, 音響解析ソフトウェアAdvance/FrontNoiseは、当初、流体解析ソフトウェアや構造解析ソフトウェアとの連成を行うために開発が開始され、主として内部問題に適用してきました。その後、そのソフトウェアをベースに、大規模計算向けのソルバーとして発展させてきました。このたび、億のオーダーのモデルを取り扱うことを目標として改良を行いました。
本稿では、収束性を改善するためにソルバーを整備し、合わせて、いくつかの性能について計測したことを報告します。これまでにも大規模な解析の報告を行ってきました。今回、改良したソルバーとそれを利用して、さらに大規模な解析が可能となったので、その内容について報告します。本稿で報告するモデルの最大規模は、4億2000万要素、7000万節点、1億4000万自由度です。このモデルを、48並列の計算機で、1周波数当たり処理時間8時間で解析可能となりました。(PDF:3,537KB)

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