混相流の3次元シミュレーションが精度よくできる
CFD解析ソフトウェア
Advance/FrontFlow/MP & Advance/FrontFlow/red(VOF法)
アドバンスソフト株式会社は3次元混相流CFD解析ソフトウェアをご提供しており、以下の適用事例があります。
水の沸騰のように気体と液体が共存する流れ(気液二相流)など、物質の3相(気体、液体、固体)が混在する流れである混相流は、機器プラントや製造プロセスなど様々な現場において見られる現象です。
混相流(二相流)の複雑な挙動を理解するために、シミュレーションが可能なソフトウェアの整備が望まれてきました。しかし、従来は混相流(二相流)の詳細な解析が可能なシミュレーション用ソフトウェアがほとんどないのが現状でした。
アドバンスソフト株式会社は、混相流(二相流)現象についての…
- 複雑形状における大規模な混相流の解析を精度よく実施したい
- 沸騰や凝縮を伴う気液二相流の解析を実施したい
- 膜沸騰や核沸騰を考慮した固体(壁)と気液二相流の連成解析を実施したい(焼入れプロセスなど)
- 気泡成長を伴う二相流の解析を実施したい
- スロッシング現象など非定常な界面の挙動解析を実施したい
- 塗布プロセスにおける表面分布の解析を実施したい
- 濡れ性(材料物性)を考慮した液膜の挙動解析を実施したい
等のご要望にお応えするために、
- 複雑な形状での混相流問題に特化したAdvance/FrontFlow/MP
- 界面の微細構造の詳細解析に特化したAdvance/FrontFlow/red(VOF法)
という2つのCFDソフトウェアをご提供しています。
混相流(二相流)問題の解きたいテーマに応じて2つのソフトウェアが解決策をお示しします。詳しくはAdvance/FrontFlow/MP Advance/FrontFlow/red(VOF法)の各ページ、または以下のダウンロード資料、FAQをご参照下さい。
Advance/FrontFlow/MPとAdvance/FrontFlow/red(VOF法)について(FAQ)
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Advance/FrontFlow/MPとAdvance/FrontFlow/red(VOF法)の違いは何ですか?
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Advance/FrontFlow/red(VOF法)は、VOF法により気液界面の挙動を直接計算します。
Advance/FrontFlow/MPは、二流体モデルにより気液界面の挙動を、構成方程式(主に経験式)を使って平均的な分布として計算します。
MPは計算メッシュサイズや時間刻みをより大きくとれるため、大規模な系の解析を実施することができます。一方、red(VOF法)は界面の挙動を直接計算するため、界面挙動の詳細な構造を理解することができます。
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Advance/FrontFlow/MPはどのような解析に適用できますか?
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複雑な形状を示す流体機械内部における
- 沸騰・凝縮など相変化を伴う二相流の解析
- 気泡の合体・成長による気泡径の変動を伴う二相流の解析
- 固体(壁面など)と流体の熱連成解析(沸騰による気泡生成含む)
- 気泡流・噴霧流の解析
- 気液界面の挙動の予測(スロッシング等)
- 液中の固体粒子の凝集を伴う混相流の解析
- 気液の分離効率の評価
などに適用できます。
そのため、ダイナミックに変動する流体装置内部のシミュレーションが可能です。
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Advance/FrontFlow/red(VOF法)はどのような解析に適用できますか?
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気液界面の変形挙動を伴う
- インクや薬品の塗布流動解析(塗布の安定・不安定状態や膜厚の解析)
- 燃料タンク内部などでのスロッシング解析(液面挙動・壁面圧力・溢水状態の解析)
- 給油管内部などでの自由表面を伴う流動解析
- 開水路の水位と流速の解析
- 津波の解析
- 毛管現象(毛細管現象)の解析(表面張力による流動解析)
などに適用できます。
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Advance/FrontFlow/MPやAdvance/FrontFlow/red(VOF法)では、解析条件の詳細設定やデータ入出力形式などを柔軟に変更することはできますか?
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当社は様々なコードの開発元であり、Advance/FrontFlow/MPおよび Advance/FrontFlow/red(VOF法)についても開発の初期段階から携わっておりますので、入出力インターフェイスのカスタマイズなど、計算ソフトウェア周辺環境に関するお客さまのご要望にも柔軟に対応させて頂くことが可能です。当社では以下のようなご要望に対応することが可能です。
- モデルの追加
- データ入出力形式の変更・カスタマイズ
- GUI整備
- お客さま所有ソフトなどの他プログラムとの連携支援