ファイル名アクション
simlib_magazine_984.pdf
発行年月 2020年9月30日
タイトル感染症のシミュレーションと新型コロナウィルスへの対応策
言語日本語
著者井田 喜明
著者所属アドバンスソフト株式会社 研究開発センター
東京大学 名誉教授
兵庫県立大学 名誉教授
要約感染症のシミュレーションをテーマに解析方法と主な計算結果をまとめ、新型コロナウィルスCOVID-19 への対応策を議論する。感染症は感染力が回復力を上回るときに流行し、流行はねずみ算的に拡大する。感染症は流行するかどうかが条件のわずかな違いや偶発的な要素に左右されるので、制御がなかなか意図通りに進まない。人間同士の接触を抑制することなどの対応策は、効果がシミュレーションで評価でき、過度の抑制が感染の第 2 波を招くことなどが示される。感染症の流行を防ぐ有力な対応策に検査で陽性者を見つけて隔離する方法があるが、その有効性はシミュレーションからも強く示唆される。
書誌情報アドバンスシミュレーション 2020.9 Vol.28
DOI10.69290/j.000984-vol28
キーワード感染症、新型コロナウィルス、シミュレーション、SIR モデル、実効再生産数、検査と隔離
ページ数11