ファイル名アクション
simlib_magazine_1018.pdf
発行年月 2022年4月7日
タイトル過酷事故時の原子炉格納容器・原子炉建屋内の水素分布解析
言語日本語
著者大西 史倫
高橋 淳郎
三橋 利玄
著者浜野 明千宏
著者所属アドバンスソフト株式会社 熱流動エンジニアリングセンター
著者所属アドバンスソフト株式会社 第 4 事業部
要約過酷事故時における原子炉格納容器および原子炉建屋内の水素や水蒸気分布、水蒸気凝縮、セシウム挙動などの物理現象を詳細に解析することは安全性解析において重要である。そこで、これら物理現象を同時に解析できる 3 次元圧縮性流体解析手法に基づく BAROC コードを開発し、解析コードの有効性を確認するために苛酷事故時における原子炉建屋内の水素濃度分布を解析した。解析対象は福島第一原子力発電所 1 号機原子炉建屋相当とし、得られた解析結果は建屋内の 5 階に放出された水素が 4 階との開口部を通って 4 階およびその下階にも流れ込む挙動を示した。さらに水蒸気および凝縮を考慮した解析を行い、水蒸気凝縮の効果もあり最終的に得られた濃度分布が可燃領域にあることを示した。
書誌情報アドバンスシミュレーション 2022.4 Vol.29
DOI10.69290/j.001018-vol29
キーワードBAROC、3 次元圧縮性流体解析、過酷事故、水素分布、多成分ガス、水蒸気凝縮、原子炉格納容器、原子炉建屋
ページ数16