発行年月 | 2023年7月13日 |
タイトル | 原子炉建屋・原子炉格納容器熱流動解析ソフトウェア Advance/BAROCのFPエアロゾル挙動モデルの詳細化と並列計算による高速化 |
言語 | 日本語 |
著者① | 高橋 淳郎 清水 守 大西 史倫 浜野 明千宏 |
著者② | 三橋 利玄 |
著者所属① | アドバンスソフト株式会社 第 4 事業部 |
著者所属② | アドバンスソフト株式会社 熱流動エンジニアリングセンター |
要約 | 過酷事故時における原子炉格納容器および原子炉建屋内のセシウム(Cs)などの FP エアロゾル挙動の物理現象を詳細に解析することは原子炉安全性解析において重要である。アドバンスソフト㈱では原子炉建屋と原子炉格納容器内の 3 次元熱流動解析コード BAROC を開発し、これまでに過酷事故時の水素と水蒸気の熱流動による濃度分布変化および FP (Fission Product)エアロゾルの沈着を考慮した分布挙動を解析してきた。今回は、FP エアロゾル挙動解析機能の拡充のために粒子凝集と重力沈降のモデルを導入し事例解析を行った。それにより凝集による粒径成長や重力沈降による床面への沈着量の増加などが確認でき、妥当な結果が得られた。さらに、BAROC の計算時間高速化のため、MPI による並列計算に対応させた結果、約 3 倍の高速化が達成されていることを確認した。 |
書誌情報 | アドバンスシミュレーション 2023.7 Vol.30 |
DOI | 10.69290/j.001075-vol30 |
キーワード | BAROC、3 次元圧縮性流体解析、過酷事故、FP 挙動、エアロゾル沈着、原子炉建屋、並列計算、MPI |
ページ数 | 9 |