ファイル名アクション
simlib_magazine_1125.pdf
発行年月2024年7月5日
タイトル過酷事故時原子炉建屋・格納容器の熱流動解析コードAdvance/BAROCによるブローアウトパネル作動時の原子炉建屋内水素濃度分布解析
言語日本語
著者①大西 史倫
浜野 明千宏
高橋 淳郎
著者②三橋 利玄
著者所属アドバンスソフト株式会社 第 4 事業部
著者所属②アドバンスソフト株式会社 技師長
要約福島第一原子力発電所の事故では 1、3、4 号機で原子炉建屋が破損する水素爆発が発生している。しかし、2 号機は 1 号機の水素爆発の影響によりブローアウトパネル(以下 BOP)が脱落し、BOP が開いた状態であった。そのため、原子炉建屋内の 5 階に水素が滞留せず、発生した水素が BOP を経由して原子炉建屋外に流出したことで水素爆発に至らなかったと考えられている。そこで、筆者らが開発した Advance/BAROC を用いて BOP 作動時の原子炉建屋内の水素濃度分布解析を行った。得られた解析結果では BOP 作動時において、水素漏洩停止後の水素濃度は十分低く水素爆発に至らないことが予想される結果が示された。
書誌情報アドバンスシミュレーション 2024.7 Vol.31
DOI10.69290/j.001125-vol31
キーワードBAROC、3 次元圧縮性流体解析、過酷事故、水素濃度分布、多成分ガス、水蒸気凝縮、原子炉建屋、ブローアウトパネル
ページ数13