ものづくりの基盤となる技術力に加えて高品質と高生産性が求められる今、 品質工学に焦点を当てたセミナーを開催いたしました。
「セットベースデザインによる『すり合わせ』の改善」
セットベースデザインは、必要な制約条件を満たすように、機能や部品などの個々の設計におけるパラメータ成立範囲を算出することにより、性能を保証しつつ製品に求められる機能を明確にし、段階的な試行錯誤を可能とします。
このセットベースデザインを適用することで、他部署や他社間の「すり合わせ」を改善し、 ものづくりにおけるフロントローディングの更なる向上が期待されます。
近年、製品や技術に求められる機能が高度化・多様化し、ライフサイクルが短縮化する中で、 製品開発のフロントローディングを実現するために、モデルベース開発(以下 MBD)を 活用することで、その後の試作と検証の効率化が行われています。
また本セミナーのテーマである「品質工学」を導入することで、安定性を評価し、 ロバスト性の高い製品開発が可能となります。 自動車、航空機、宇宙機や建築建設土木分野などあらゆるものづくり、 製造設計に携わる研究者皆様のヒントになりますと幸いです。
今後ともさらに多くのユーザー様にご利用いただけるようにソフトウェアの開発・改良を進めてまいります。皆さまの今後の業務にお役立ていただければ幸いです。ご興味のある方の多数のお問い合わせを心よりお待ちしております。 (PDF:16,156kB)