アドバンスシミュレーション Vol.26, 三橋 利玄, 秋村 友香, 大須賀 直子, 管路系流体解析ソフトウェアAdvance/FrontNet/Γでは、高度実用化のために、陰解法の導入や適用範囲の拡大を目的とした液体管路系や等温管路系への機能拡張、パッシブスカラーの導入などを行ってきました。さらなる高度化を目指し、より効率的な陰解法としてCourant数50以上で威力を発揮するSETS法の開発の他、新たな取り組みとしてLagrange粒子を活用したモデル、移動物体との連成モデル、多成分気液二相流解析モデルの導入検討を行いました。SETS法の開発では、これまでの陰解法と比べて解析機能に遜色はなく、かつ、大規模解析に対してより効率的な計算が可能であることが分かりました。新たな取り組みのモデルについては、管路系への適用方法の説明を行い、一部については簡単な計算例の紹介も行いました。 (PDF:888kB)

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