アドバンスシミュレーション Vol.14, 松原 聖, 戸田 則雄, アドバンスソフトでは、国のプロジェクト等において開発された計算科学技術用ソフトウェアの実用化・事業化を行っています。これらのソフトウェアの開発者を擁する利点を生かし、ソフトウェアの標準的な機能を活用するとともに、ソースコードを改良することにより個別の事例毎にカスタマイズの必要な連成解析にも取り組んできました。 当社はこのような経緯で連成解析の実績を積み重ね、その中で汎用的に利用可能なモジュールについてはソフトウェアに付属するツールとして整備してきました。この過程で整備してきたツール群は、物理量の変換ツール、異なるメッシュ間での補間等を行うマッピングツール、および、実空間と周波数空間の変換を行うツールの3つに分類できます。本稿では、これらの3種類のツールを利用した流体解析と音響解析の連成、および構造解析と音響解析の連成について述べます。(PDF:1,034KB)

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