材料科学と化学のためのオープンソースのグラフ深層学習ライブラリである MatGL (Materials Graph Library) に、弊社が開発した LAMMPS インターフェースが対応しました。カリフォルニア大学バークレー校のMatGL開発グループの論文(https://arxiv.org/abs/2503.03837)にて、紹介されております。
LAMMPS は、サンディア国立研究所によって開発された広く使用されている古典的な分子動力学シミュレーションパッケージです。MatGL は、Deep Graph Library (DGL) と Python Materials Genomics (Pymatgen) パッケージの上に構築されており、材料特性予測と原子間ポテンシャルのための高度なグラフ深層学習モデルの開発を目的とした拡張可能なライブラリです。
弊社が開発したLAMMPS インターフェース を利用することで、MatGL の PESCalculator を用いたポテンシャル地形予測、レプリカ交換やグランドカノニカルモンテカルロ (GCMC) など、LAMMPS でサポートされている幅広いシミュレーションに MatGL を利用できるようになりました。
概要ページ:https://arxiv.org/abs/2503.03837
PDFページ:https://arxiv.org/pdf/2503.03837
関連情報
- 【製品ページ】第一原理計算と分子動力学 Advance/NanoLabo
- 【製品ページ】Neural Network力場に基づいた分子動力学計算 Advance/NeuralMD
- Advance/NanoLabo :LAMMPSで分子動力学計算 (Molecular dynamics calculation with LAMMPS) (YouTube動画)