解析事例5 農業用の樹枝状パイプラインの水撃解析

解析モデル

図1のように上流にポンプがあり、制御弁で圧力を制御し、下流に樹枝状に流れているパイプラインがある。ポンプの圧力をリザーバで模擬します。

図1 樹枝状パイプラインと圧力制御弁の解析モデル

解析目的

弁が遮断した場合の水撃圧が許容設計値内にあるかどうかを調べます。

解析条件

配管総延長配管呼び径
約20km75mm~700mm
表1 配管に関する解析条件
機器名取り扱い詳細
上流ポンプ流量境界条件0.8m3/s
圧力制御弁設定圧70kPaG
下流4mの取り出し
下流リザーバ圧力境界条件30kPaG
表2 機器に関する解析条件

圧力制御は、解析事例2と同様のブロック図を用いることとします。
水撃許容値は500kPaGです。

解析結果

図2 遮断弁上流の圧力
図3 各バルブの開度変化

参考またはご協力 某地区・民間コンサルタント会社様

→お客さまの声(担当者様より)「工期に遅れることもなく、丁寧な対応をいただきました。」

農業用の樹枝状パイプラインの水撃解析のまとめ

遮断弁上流の水撃値は約130kPaであり、許容範囲内でした。
また、圧力脈動が長時間続くサージング現象は見られませんでした。

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