編集者戦略的基盤ソフトウェア産業応用推進協議会 編
小池秀耀 松原聖 萩原豊
豊田幸宏 新富浩一 後口隆
叶木朝則 藤田陽師 井上篤
伊藤宏幸 鈴木智博 三戸邦郎
大森敏明 高田志郎 佐竹宏次
宇田毅 畑田敏夫 望月祐志
定価¥2,095(税込)
形態A5版/159頁/ハードカバー
発行所アドバンスソフト
発行日2005.11.1
ISBN4-9902143-6-6

国際競争を勝ち抜くために、日本で必要とされている計算科学発展への取り組みに対する提言を読みやすくまとめた提言書。理論・実験に次ぐ第三の科学としての地位を確立してきたコンピュータを利用したコンピュータ・シミュレーションがエンジニアリングや流体力学では必要不可欠な道具となっています。これらの技術力を国内で発展させることの重要性をご紹介します。

目次

まえがき

一章. 科学技術と産業技術の発展とコンピュータ・シミュレーション

  • 一 さまざまな分野で利用されるシミュレーション技術
  • 二 先端技術を支えるシミュレーション

二章. スーパーコンピュータの開発競争

  • 一 スーパーコンピュータの誕生
  • 二 スーパーコンピュータの父 セイモア・クレイ氏
  • 三 日本のスーパーコンピュータの父 三好甫氏
  • 四 日本製ベクトル型スーパーコンピュータの勝利と産業への普及
  • 五 米国の反撃
  • 六 地球シミュレータの登場と米国の反応
  • 七 最先端・高性能汎用スーパーコンピュータの開発利用プロジェクト

三章. 各国のコンピュータ・シミュレーションへの取り組み

  • 一 米国の取り組み
  • 二 EUの取り組み
  • 三 わが国の取り組み
  • 四 各国の研究開発状況の比較

四章. 各国の研究開発状況

  • 一 米国の研究開発状況
  • 二 EUの研究開発状況
  • 三 わが国の研究開発状況
  • 四 各国の研究開発状況の比較

五章. 各分野の研究開発状況

  • 一 バイオ
  • 二 ナノテクノロジー、物質・材料
  • 三 デジタル・エンジニアリング

六章. 産業界におけるコンピュータ・シミュレーションの活用状況

  • 一 電気事業におけるコンピュータ・シミュレーションの活用状況
  • 二 空調機器開発におけるコンピュータ・シミュレーションの活用状況
  • 三 化学企業におけるコンピュータ・シミュレーション I 
  • 四 化学企業におけるコンピュータ・シミュレーション II
  • 五 構造シミュレーションと最適設計技術
  • 六 重工業におけるコンピュータ・シミュレーションの活用状況
  • 七 人体および環境問題へのコンピュータ・シミュレーションの活用例
  • 八 有限要素法および流体解析シミュレーションの活用例
  • 九 製薬企業のコンピュータ・シミュレーションの活用状況

七章. わが国のシミュレーション技術の強化について

  • 一 はじめに
  • 二 日本経団連の提言
  • 三 戦略的基盤ソフトウェアの開発プロジェクトにおけるパネルディスカッション
  • 四 スーパーコンピュータの開発
  • 五 まとめ