開催趣旨

アドバンスソフト株式会社は、我が国における計算科学技術の振興を目的として、幅広い分野の最先端研究を対象とする「アドバンス・シミュレーション・セミナー 2023」を開催いたします。

第 5 回開催では、東京大学大学院 工学系研究科 原子力国際専攻 教授 笠原 直人 様「原子力安全に必要となる計算科学技術への期待」のご講演をいただきます。

本セミナーで紹介される多種多様な最先端研究をきっかけに企業の研究開発を担う技術者の方が新たな視点を持つこと、最先端研究を産業に応用する起点となること、長期的には計算科学シミュレーション分野の裾野が広がること等を期待しております。

各回の内容構成は、60分程度の先生のご講演、質疑応答等で、合計90分を予定しています。

ご興味をお持ちの方のご参加を、心よりお待ち申し上げております。

開催案内

日程2023年8月3日(木) 14:00~15:30 (13:45 よりログイン可能)
開催方法オンラインセミナー(Zoomにて開催)
参加費無料
定員100 名

↓ 画像をクリックするとダウンロードできます (PDF: 340 kB)

プログラム

時間内容
14:00-14:05アドバンスソフト株式会社のご紹介 主催者あいさつ、
ご講演内容についてのご案内(先生のご経歴・研究内容の紹介)
14:05-15:10招待講演
「原子力安全に必要となる計算科学技術への期待」

東京大学大学院 工学系研究科 原子力国際専攻  教授 笠原 直人 様
15:10-15:25ご講演内容に関する質疑応答
15:25-15:30今後の予定、閉会のあいさつ

※プログラムは変更となる可能性がございます。

講演概要

「原子力安全に必要となる計算科学技術への期待」
 東京大学大学院 工学系研究科 原子力国際専攻 教授 笠原 直人 様

ご経歴・ご研究内容

1984年東京大学大学院修士課程修了後、動力炉・核燃料開発事業団入社、高速増殖炉の構造設計評価法の研究開発に従事。「もんじゅ」Na漏洩事故時には原因究明に関わる。1999年よりフランス原子力庁客員研究員。2008年に日本原子力研究開発機構から東京大学に移籍。福島第一原子力発電所事故時には専攻長として対策を支援。2022年より日本機械学会発電用設備規格委員長。

講演概要

設計とは想定した事象に対する備えであり、我が国の原子力発電所は、事故を起こさないことに細心の注意を払ってきた。福島第一原子力発電所事故を教訓として、想定を超える事象に対して事故が起こった後の、影響緩和やレジリエンスの重要性が認識されるようになった。こうした対策には、事故や破損から安全性能喪失までに至る進展挙動の予測が前提になる。設計用の破損以前までの保守的解析法では不十分であり、非線形挙動をベストエスティメートする必要が出てくる。実験による再現は規模や安全性の面から制限が大きく、実機予測は計算科学が必要となる。大学での関連研究の紹介と共に将来への期待を述べる。

オンラインセミナー開催につきまして

新型コロナウイルス感染予防の観点から、従来の対面式ではなくオンラインセミナーとして開催いたします。場所を選ばず、オフィスやテレワーク中のご自宅からでもご視聴いただけます。
参加費は無料ですので、是非、お気軽にご参加ください。

お問合せ先

アドバンスソフト株式会社 セミナー事務局
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台四丁目3番地 新お茶の水ビルディング17階西
TEL: 03-6826-3971 FAX: 03-5283-6580
E-mail: office@advancesoft.jp
URL: https://www.advancesoft.jp/

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